誰もが輝ける、生き生きと働ける環境づくりを目指している中筋組。そんな中筋組で働く人から実際の働き方について伺います!

左から

《参加者》

  • 米澤 佑季さん《出身》出雲市《所属》経理部/入社16年目
  • 渡辺 功太さん《出身》大田市《所属》建築部/入社3年目
  • 福田 奈央さん《出身》松江市《所属》管理部/入社2年目
  • 榎本 加奈子さん《出身》出雲市《所属》土木部/入社6年目

司会者どのような仕事をされていますか?

米澤さん”経理部”と聞いてみなさんが思い浮かべるようなことは基本的に全部やっています。建設業は扱う金額がものすごく大きくて何億というお金が動きます。ミスは絶対あってはならないので常に責任感を持って仕事をしています。

渡辺さん主に施工管理の仕事をしています。今は住宅をメインにやらせてもらっています。

福田さん広報をメインに総務の仕事をしています。具体的には年に3回発行する社内報の編集やホームページの更新をしたり、社員の情報をデータベース化したりしています。採用活動に同席したり大学生との交流会に参加したりもしています。

榎本さん入社して4年の間は土木現場で高速道路や一般道路の現場管理を行っていました。妊娠をきっかけに5年目からは本社の方でICT施工の3Dモデルを作成する仕事に移行しました。まだまだ勉強中です。

司会者島根大学などの学生さんとの交流もあるんですね。

福田さん社内のホワイエという空間を改装して、社員のくつろぎの場にするというプロジェクトに協力してもらいました。改装後は、そのホワイエを使って色々なイベントをしています。
夏休みには、島根大学医学部の学生さんが従業員のお子さんに勉強を教えたりする企画も実施しました。小中学生が多かったので、勉強の合間に社内を見学したりもしましたよ。

司会者入社されたきっかけを教えてください。

米澤さん身近な人が建設業に勤めていたのでわりと馴染みのある業種でした。もともと経理の仕事を希望していたので就職活動をする中で採用試験にタイミングよく応募できたのがきっかけですね。 私が入社してから15年経ってますので、色々と環境も変わりましたね〜。当時の建設業のイメージは正直言って良い印象があまりありませんでした。今は社屋が新しくなったということもありますが、分煙化も進み、喫煙所も整備されました。現場には女性専用トイレの設置も進んでいます。建設業全体としてだいぶ環境が良くなってきたんだなという印象がありますね。

渡辺さん小さい頃から父が建設の仕事をしている姿を見て将来建設業に携わりたいなと思っていました。広島の専門学校に行きましたが、就職は絶対島根でしたいなと思っていたので、中筋組が幅広くやっておられるのを聞いて、就職しようと思いました。 実際入社してすごく働きやすいですね。現場管理をしている上で厳しいこともありますが、上司や先輩方からフォローもしっかりしていただけるし、常に自分の身になるような教え方をしてもらえています。

福田さん大学生の時に講義の中で島根の交通政策や街づくりについて学ぶ機会があって、道路や建築物などの社会基盤で地域を支える仕事に魅力を感じていました。そうした業界で学んだことを生かせる仕事をしたいと思い、建設業の事務職の仕事を探している時に中筋組を見つけて応募しました。
会社説明会や面接で会社に来てみて、立派できれいな社屋で働きやすそうだし、社員さん同士の雰囲気もよさそうというイメージを持ちました。 入社してからも、皆さん優しくて話しやすいですし、良い雰囲気の中で仕事ができています。

榎本さん私はもともと別の建設業関係の事務職をしていたんですよ。そこで技術職の方たちと触れ合うこともあってその中に女性もいて、技術的な資格を持って働いているのがとてもかっこよく見えたんです。私も専門技術の資格を持って仕事がしたいなと思ったのがきっかけですね。 職業訓練校で土木の勉強をしてインターシップ制度で中筋組を紹介してもらいました。 他にも設計事務所とか色々行きましたが、中筋組が一番やりがいがあり自分に合っていそうだと思いました。

司会者榎本さんは女性としては珍しい土木部でのお仕事、苦労はありましたか?

榎本さん最初にインターンシップで1週間行った時に、皆さんいい人ばかりでとてもよくしてもらって。 前職の事務職の時に、現場の人は残業も多くきついんだよと聞いていたのですごく覚悟をしていたんですよ。でも働き方改革や女性活躍推進の先駆けの時代でもあったのでとても働きやすい環境になっていました。
私が入ってから女性用の立派なトイレもできたし!サポートもしっかりしていましたね。 育休制度もしっかりしているので復帰後もこの会社で貢献していきたいという気持ちになりました。
私が入社したころには女性は全然いませんでしたが、後から何人か入ってきました。今はそのうちの1人が現場で頑張っています。私は今は本社勤務なのでなかなか交流できませんが、たまに会うときは2人で和気あいあいとやっています。

健人さん

司会者社内報が充実していますね!

福田さん私が初めて社内報を目にしたのは就活時の面接の後に社内報の最新版3冊をもらった時でした。 家に帰ってから目を通すと、社員の結婚や出産など嬉しい出来事を取り上げてお祝いしている雰囲気がアットホームで記憶に残る社内報だったんですよね。 年に3回発行で、今では私も携わることができて嬉しいです。

司会者女性躍進についても尽力されていますね。

福田さん女性活躍の場を広げるために、女性社員で集まって意見交換会などもしています。 今までに出た意見では、女性の作業着が今までなくて、男性と同じものを着用していたんですよ。 着られるけれど、所々女性のサイズに合っていないんです。

榎本さんそうそう、やっぱり骨格が違うのでダボっとしちゃうんですよね。 私も着てみて気づいたんですよ。 思っていてもなかなか発信する機会がなかったので、意見を言える場を作ってもらえたんですよね。それで私がバーっと好き勝手言わせてもらえて(笑) ヘルメットもすごく重いんですよね。安全重視ですから。でも調べてみると軽量のものもあったので、それに変えてもらったり。あと、ヘルメットのあご紐部分、あの形に日焼けするんですよ!それが嫌すぎて!透明の紐に変えてもらいました。 そういうのが声を上げることで最近変わってきました。私もやってみないとわからないので経験してみて言えたっていうのもありますね。

司会者渡辺さんは中筋組初の「産後パパ育休」を取得されるんですよね?

渡辺さん2年前に1人目が産まれ、もうすぐ2人目が産まれます。 「産後パパ育休」は2022年10月からできた制度なんですが、部長に話をしてみると僕が社内で初ということでした。部長に相談した時も親身に聞いてもらって、ぜひ取ってみたらと言っていただけました。 休みは1ヶ月を目安に取る予定ですが、奥さんの体調面なども考慮してもらえて、その時の状況によって延ばしてもいいよと言ってもらっています。 今は8時から15時までの時短勤務にしてもらい、子どもの送り迎えをしています。

榎本さん休みをとってくれるだけでもすごくいいよね。心強い〜!

司会者もちろん女性の育休も手厚いですね。

榎本さん そうですね〜。 私が妊娠した時は現場が大田市だったので通いもしんどかったのですが、途中で帰ってもいいよと言ってもらえたり、体調面に常に配慮してもらえました。 部署で最初の女性ということもあって相談すると要望は大体叶えてもらえていましたね。 基本的に週休2日制度ですが、土曜日は調子いいから出て、その分平日を振り替えで休んだりとか、そういった自分に会った働き方を選択することもできました。

渡辺さん持っている仕事を情報共有しながらやっているのでサッと引き継げる体制はできていますね。その分、安心して休めます。

司会者休日は何をして過ごされますか?

米澤さん子どもが1歳になったんですけど、その子の対応に追われていますね〜。 子どもはどうしてもお母さんに甘えがちなので、休みの日は家事をしたり子供と遊んだりして過ごしています。帰ってからの方が忙しいのかもしれない(笑)

渡辺さん僕も同じ感じですね(笑) 休みの日は基本的に家族で出かけるようにしています。 平日に奥さんだけで食材や日用品を買いに行くのは大変だろうと思うので、休日に一緒に買い物をするようにしています。

米澤さんすごいな〜

榎本さん子どものことを見てくれるだけでも全然違いますよ〜! うちは両親も近くにいるので、おばあちゃんと子どもを引き連れてどこかに行ったり、庭や公園でピクニックしたりとかですね。 休日一緒にどこかに出かけてくれるっていいな〜(笑) 

福田さん私は就職をきっかけに出雲で1人暮らしをはじめました。週末は実家に帰って飼い犬と遊んだりして家族と過ごしています。 音楽が好きなんですけど、市民会館でやっている演奏会に行くこともあります。

司会者出雲で働くことについてどう思いますか?

米澤さん今はどこにいても買い物で困ることはないですし、仕事もテレワークが普及してきたし都会にこだわることはないと思っています。何より小さい頃から出雲に対するイメージも良かったですし、出雲で働くことになって良かったと思っています。

渡辺さん出雲は住み心地がいいと思います。 広島も楽しかったですけど出雲でも不便はないし、やっぱり子どもを育てるという意味でも都会よりこっちがいいかなと思いますね。
下校中の子どもたちに「帰りました〜」って声をかけてもらえるところとか嬉しいですよね。

福田さんあまり自分は都会に向いていないなあと思っていたので、出雲のゆったりした雰囲気が自分に合っていると思います。
それに、出雲は商業施設や病院などがまとまっていてコンパクトでいいと思います。 あとは吹奏楽とか音楽が盛んなところがいいですね。

榎本さん私は出雲の斐川町生まれ斐川町育ちでずっときた感じですね。 狭い空間ながらもまとまっている空気感が好きです。 のびのびのんびり暮らしたい思いがありますね。 自分が出雲で暮らして良かったから子どもにも同じように過ごしてほしいと思っています。

司会者今後の目標は何ですか?

米澤さん全体の経理の統括をやらせてもらっていますが、今は社外の方とのやり取りも多くなって扱う金額も大きいです。絶対にミスは許されない状況なので、ミスなく継続してやっていきたいです。 税法なども度々変わるので常に勉強ですね。 経理の世界でもIT化が進んできているので、今までのやり方に固執することなく、新しいやり方をどんどん取り入れていきたいですね。

渡辺さん入社してまだ3年目なので、とにかく現場のことをどんどん覚えていくことですね。 会社としての主戦力になれるように頑張っていきたいです!

福田さん広報担当として会社の情報をたくさん発信していくことです。 情報収集をする時に見てもらえるように、中筋組の魅力をいろんな形で伝えていきたいです。

榎本さん新しいシステムが更新されていて、現場の人手が足りないところを新しい技術で補おうというのが進んできています。今までの経験+システムで、上手に使っていけるようにしたいですね。 なかなか現場では使いこなせないという人も多いと思いますが、なるべく普及するようにしていきたいです。
あとは1級土木施工管理技士の資格を取ることが目標ですね!

司会者これから出雲で就活される方へメッセージをお願いします。

米澤さん建設業ってイメージがいまだに良くないと思うんです。こちらがいいイメージを発信することも大事ですが、職場環境としてはだいぶ改善されていると思うので、HPやSNSだけじゃなくて実際に現地を見て初めてわかることもあると思います。
受ける受けないにかかわらず、いろんなところを見学してみてください。

福田さん中筋組では、社内や現場を見学させて欲しいということがあれば、実際に見学の調整も可能ですよ。

渡辺さん実際に会社や現場に来て見てみてください。 現場では僕が案内することもあるかもしれません! ぜひ中筋組へ!

福田さんネットで情報を集めるのも大事ですけど、実際に足を運んでみて肌で感じることも必要だと思っています。あと、自己分析をしたり、自分がどの職種に合っているのか探るためにも、自分と向き合う時間があるといいと思いますよ。

榎本さん私は最初の仕事が流されるままに決めてしまったところもあるので、しっかり自分のやりたいことを探りながら色々なところを見て決めて欲しいと思いますね。

育児休暇の取りやすさや「産後パパ育休」など、
男性の育児への積極的な取り組みなど先進的な改革を行っている中筋組さん。
男性社会とされてきた建設業ですが、
女性の意見もどんどん取り入れて女性だけではなく
誰もが働きやすい環境づくりにとても尽力されていることがわかりました。

中筋組の皆さま、たいへんありがとうございました。

醤油