6月22日(土)に出雲市内にある「コワーキングハウス・マヤッカ」にて
「働く出雲女子Meet Up」が行われました。
このイベントは「出雲市で働く若手女性社員」と「女子学生」の交流(女子会)を通じて、
「仕事のこと、プライベートのこと、就活のウラ話」など、
実際に働いている女性社員から、普段はなかなか聞けないことについて、
何でも気軽に聞くことができる!交流会です。
今回はその模様をレポートします!
何でも気軽に聞くことができる!とは言っても、最初はみなさん硬い表情。
そこで最初にみなさんの緊張を解きほぐすため「アイスブレイク」が行われました。
上の写真は「絵しりとり」の様子です。さっそく「女子会(じょしかい)」の「い」からスタート!
トップバッターは女性社員!みなさんすらすらと描いていきます。
順調に進むかと思いきや、いきなりつまずくチームが!!
あちこちから「え?」「ん?」「あ?え?んん??」とハテナの声が聞こえてきます。
※ちなみに上の写真、手前は「る」から始まる言葉ですがみなさん分かりますか?
盛り上がって、緊張がほぐれたところで学生の自己紹介です。
名前と出身校、学年、参加した理由などを話してもらいます。
1年生の参加も多いですが、みなさん就職に向けて情報収集に積極的です。
女性社員の自己紹介では、自分が今の会社で働くことを選んだ理由や出雲に住むメリット・デメリット。1日のスケジュールなどを話してくれました。
「女性が働くということ」については特に興味深く・・・、
・女性ならではの気配りや配慮が仕事に活かせる。
・女性のお客様の目線に立って悩みや考え方を共有しながら対応できる。
といった、女性であることの強みが仕事に活かせるという話や、
・先輩女性社員が多いので仕事、結婚、出産など、人生のイベントについてのアドバイスがたくさん聞ける。
・会社の支援がしっかりしているので、産休や育休がとりやすい。
といった、女性が働きやすい職場についての話が聞けました。
女性社員の生の声に、学生たちも興味深々です。
ここで質問タイム。
学生が女性社員のみなさんに聞きたいことを付箋に書き出していきます。
なかにはプライベートな質問もいくつかあります。
回答者は司会者によってランダムに選ばれるスタイル。
選ばれた女性社員はていねいに回答してくれました。
時間の都合で全ての質問に答えることは出来ませんでしたが、学生の熱心な様子を見ることができ、ためになる話が聞けたのではないかと思われます。
どんな質問が出たのか、一部ですが紹介します。
学生からの質問タイム
学生Q.就活前または就活中にやっておいた方がいいことは何ですか。
女性社員A.自分が就活をしているときは、働くということが具体的にイメージできていませんでした。会社訪問をしたり、インターンシップに参加したことで実際の業務がイメージでき、今の会社を選びました。インターンシップやセミナー、会社訪問をして仕事のイメージややりたいことを具体化していくことが大事だと思います。
学生Q.男性が多いと、女性は過ごしにくくありませんか。
女性社員A.会社によると思いますが、男性が多いと共通の話題がなかったりして気まずいときはあります。男女の割合によって会社の雰囲気も違ってくるので、自分が男女比を気にするかも含めて、実際に会社訪問をして雰囲気を確認してみることが大切かと思います。
学生Q.今の職場を選んだ決め手はなんですか。
女性社員A.地元で働きたくて、島根で長く働けるところを探していました。他の企業の内定をもらっていましたが、休日や転勤なしの条件などが、今後家庭と仕事を両立するという点でも自分に合っていると思ったのが決め手となりました。
学生Q.仕事と仕事以外をどう上手く切り替えていますか。
女性社員A.休みの日は仕事のことを考えないことにしています。でないと休んだ気がしなくて、月曜日まで疲れを引きずってしまいます。
学生Q.学生の時にしておいた方が良いことはなんですか。
女性社員A.サークル活動や友達と遊ぶといった学生ならではの生活を楽しんでください。
資格の有無を気にする人もいますが、資格がないと就職できないわけではないので、学生生活をしっかりと楽しむ方が良いと思います。
最後はフリートークです。
女性社員1名に対し、学生1~2名が順番に回って自由に話をしていきます。
すっかり緊張もほぐれて学生たちも遠慮することなく質問をぶつけています。
賑やかに会話が弾むテーブルや真剣な表情で相談しているテーブルなど様々です。女性社員もしっかり受け止めて返しています。実体験からアドバイスを行ったり、励ましの言葉をかけたりしていました。
失礼して聞き耳を立ててみると話題もテーブルごとに様々。
「どうして地元に就職しようと思ったのか」
「面接でこれは絶対聞かれるから準備しておいて!」
「研究室の先生が~!!」
「会社の同僚から紹介してもらったりとか・・・」
仕事のこと、就活の体験談、学校のこと、プライベートのこと。社会人、学生といった垣根を越えて、まさに女子会として話がしやすい様子でした。
楽しい時間はあっという間。本日のイベントもこれでおしまいです。
参加した学生と女性社員から感想を聞いてみましょう。
参加した学生の感想
Aさん春から社会人です。出雲で働く人の様子や学生のうちにしておいた方が良いこと、経験が知りたくて参加しました。
今までひとつの業界に絞っていましたが、別の業界の話を聞いて別の見方や考え方を知ることが出来ました。
社会人になる不安や分からないこともありましたが、解消できて良かったです。
Bさん県内就職を考える参考にしたくて参加しました。
今日お話を聞いて就活を難しく考えすぎていたことが分かりました。
就活や仕事に対して具体的なイメージをつかめて安心しました。
女性社員が多い職場は相談がしやすいという話を聞いて、自分が職場を選ぶときは男女比も気にしてみようと思いました。
Cさん今日は色々な人の話を聞いてみたいと思って参加しました。
就活までにしておいた方がいいこととか、インターンシップに行った方がいいことなどを知ることができてとてもタメになりました。
また同じ学生でも「こんな考え方を持っている人がいるんだな」と知ることができてとても良い経験になりました。
参加した女性社員からのメッセージ
株式会社
アイティー
プロデュース
塚﨑さん私は未経験からIT系に就職しました。
文系理系を問わない企業も多いので、理系限定など制限されていない場合は、自分で幅を狭めてしまうことなく挑戦した方が良いと思います。
またIT系は、手に職をつけることが出来る職業です。
技術を持っていれば転職や復帰もしやすいですし、ライフスタイルに合わせて場所を選ばないリモートワークという選択も出来ます。
株式会社
出雲村田製作所
有富さん社会人としてどうありたいか、自分がしたいことは何かと併せて、女性としてどうしていきたいということも考えてみて欲しいと思います。
具体的なイメージがつくまで、企業の人、女性社員の人の話を聞いたり、話をしに行ってください。
また学校で勉強している分野に直結する仕事はほとんどありません。
そういう意味でも自分が思っているイメージと実際の業務にずれがないかを見るために、幅広く情報を集めてください。
キュービック
ホーム
久文建設
株式会社
馬庭さん就職活動で一番悲しいのは、頑張って選んだ会社が自分に合っていない、と辞めてしまうことだと思います。
なので会社訪問などをして、自分の目でしっかりと会社の雰囲気を見ることが大事だと思います。
私が今の会社を選んだ決め手は会社訪問でした。
今は同性の先輩が多いのでその分、女性としての知識やアドバイスがたくさんもらえます。
島根中央信用金庫
若月さん参加して学生時代の就活を思い出したり、学生と触れ合って新鮮な気持ちになりました。
私が就職活動をしていた時は、進路に対して漠然としており、特にこれがいい!というものがありませんでした。
だからこそ合同説明会や会社訪問に積極的に参加して、色々な話を聞きに行くようにしていました。
周りの人達の就職が決まってくるとどうしても焦ってしまう気持ちもありますが、そんな時こそプライベートを充実させてほしいと思います。
株式会社
バイタル
リード
板垣さん学生のうちに自分のやりたいことが見つからないまま就職すると、後々辛いと思います。
インターンシップやアルバイトなどの経験で、少しずつ色々な仕事との接点を持って、自分がどんな働き方、仕事がしたいのかをまず見つけていってください。
興味がある仕事だと、それ自体がやりがいになります。
出雲市役所
内田さんぜひ人脈の枠を学生のうちにぐっと広げ、今日のような社会人の人達、普段関わることのない人とコミュニケーションを取って欲しいです。
社会人になると、考え方や思いが違う色々な人と関わることになります。
私も市役所で働いて、色々な立場の方と接して日々勉強、日々刺激を受けています。
学生時代に様々な人達と触れ、社会人になった時そのギャップに苦しまないようにして欲しいと思います。
参加していただいたみなさん、お疲れ様でした!
就職活動では書籍やインターネットでの情報収集も大切ですが、社会人からの生の声を聞くことも大切です。交流会に参加するのはちょっと苦手・・・など思わずに、まずは一歩踏み出してみてください。
また、今年11月には会場を広島市内に移して「働く出雲女子Meet Up in 広島」を開催予定です。
広島にお住いの学生のみなさまは、出身地に関係なく、ぜひご参加ください。
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