ダンスやファッションを通じ
内なるパッションをカタチに

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(OUT CLOUD ENTERTAINMENT)

東京都出身。高校生の時にダンスをはじめる。短大在学中に、本格的にダンサーとして活動をはじめ、数々のイベント等に参加。その後、両親が住む鳥取へ移住し、出雲に拠点を移しダンス教室を始める。2016年にOUT CLOUD ENTERTAINMENTを設立し、2018年にダンススタジオ「I AM」をオープンする。

「モテたい!」からはじめたダンス
好きだけではダメだった挫折の日々。

東京で生まれ育ち、中高校生の時代は野球少年でした。ダンスをはじめたのは高校の時。よくある話ですが、単にモテたかったからです(笑)。歌やボクシングもしていましたが、自分の中にあるものを表せるのがダンスでした。本格的にはじめたのは短大に進学した頃。授業のコマが空くと一人で踊って練習し、夜になると町でストリートダンスをしていました。それからダンスをやりたい思いが強くなり、19~20歳の頃にストリートダンサーとして活動をはじめました。

しかし、挫折の日々でしたね。ダンスの仕事は「椅子取りゲーム」と思っています。オーディションで仕事をいただくのですが、例えば1個しかない椅子に、100人のダンサーが一斉に走って、その1つの椅子を取りにいくのです。狭き門でした。ダンスの仕事だけでは食べていけず、アパレル関係のアルバイトもしていました。しかし、その時の下積みは今となっては大事な時期だったと思っています。

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出雲に拠点を移し
子どもたちに踊る楽しさを

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ある日、椅子取りゲームのオーディションに疲れてしまいました。今思えば心身を病んでいたのかもしれません。その頃、両親は父の実家がある鳥取で暮らしていたので〝田舎でゆっくり休養したい〟と思い、2012年に鳥取に来ました。鳥取でゆったり暮らす中でも、やはりダンスのことばかり考えていました。〝自分の技術を生かしてダンススクールがしたい〟と思ったのです。自分も子どもの頃はそうでしたが、子どもたちは自分の主張がうまくできません。ダンスを通して自分なりの表現をしてほしいと思ったのです。それからスポーツ施設やダンススクールで指導を行う中、出雲はダンススクールがないことが分かりました。そして拠点を出雲に移し、2013年にダンススクールをはじめました。その頃、偶然にもダンサーのケント・モリさんが出雲のイベントに来る話を聞きました。「ケント・モリ」と言えば、マイケル・ジャクソンやマドンナに認められたダンサー。同じダンサーとして〝なんで急に彼が引き抜かれたんだろう?〟〝どんなダンスか見てやろうじゃないか!〟と半ばケンカを売る勢いで見に行くことにしました(笑)。

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衝撃!一流を目の当たりに
ケント・モリとの出会い

実際、彼のダンスを見たところ、ものすごい衝撃を受けました!自分のダンスと180度違っていたからです。自分は情熱だったり怒りや悲しみなどの感情をカラダで表現していました。ダイナミックにどれだけ大きく動けるか…それが自分のダンスだったのです。しかし、彼は違っていたのです。繊細で針に糸を通すような細やかさ、人間の動力に逆らわない…そういう自然なパフォーマンス。間も絶妙でした。

イベント後に話をする機会があり、そこで意気投合。それから毎年のように彼を出雲に招いてワークショップを行っています。ケント・モリさんに会ってから、自身のダンスも変わってきました。もともと自分にあったものにプラスして、これまでなかった繊細な表現をうまく融合し、良いものになっていきました。

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「出雲」ブランドを生かし
全国、そして世界へ打って出る!

出雲にIターンしてからの5年間、〝ダンスだけではなく総合的に何ができるだろうか?〟と思ったときに、東京で12年もアルバイトしていたアパレルを融合したいと考えました。ダンスとファッションは「表現」するという部分で一致しています。またダンスをするためにファッションは必要不可欠。そう考えると、ダンスやファッション、そして音楽やアートなど、さまざまなものがつながり、エンターテイメントという広いくくりでおもしろい仕掛けができると考えました。

そして2016年、「OUT CLOUD ENTERTAINMENT」を設立。プロダンサー&振付師として仕事をこなしながら、スクールも引き続き行っています。近年は、三代目JSoul BrothersのNAOKIさんと共演したり、ワークショップを開催するなど、エンターテイメント的な活動を精力的に行っています。

商業的な部分でいうと、出雲はダンスやファッションに関しては発展途上な部分があり、とても可能性を感じています。また「出雲」はブランドになると考えています。東京で「出雲に住んでいる」と話すと、「すごくいいところに住んでいるね!」と逆に興味をもってもらえ、仕事がいただけるのです。出雲は神様の国で、日本の伝統文化も残っている地域。全国的に注目されていると肌で感じています。今は「出雲」というブランドを使い、東京の仕事を出雲に引っ張っている状況です。将来的には都内で撮影されるプロモーションビデオや有名なアーティストを呼び、出雲で仕事ができたらいいと思っています。

これまで出雲の地で地盤を作ってきました。今まで温めてきたものを出していくことをメインに出雲を全国へ発信し、将来的にはグローバル化を考えています。またスクールを通して、海外でも活躍できる子どもたちを育てていきたいです。自分もですが子どもたちも楽しく熱中できることをするのが、1番の成長の近道です。

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出雲人が薦める出雲

アルナージ
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ダンススタジオの隣にあるカフェ。出雲にこんな都会的な雰囲気のカフェがあったと驚きでした。自分のパワースポットでもあります。オススメは北海道のイクラとタラコを贅沢につかったパスタです。

稲佐の浜
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神々がお越しになる稲佐の浜…。はじめは敬遠していました。それが深夜、誰もいない稲佐の浜へ行ったら、急にダンスが上手くなった感じがしたのです。自分の中でダンスが「舞」になった瞬間でした。不思議な浜です!

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