出雲ゲストハウス
「いとあん」は、
人やモノと出会え、
それが繋がるトコロ。

あつたしほ

熱田糸帆

出雲市出身。大学進学で上京し、卒業後IT系の会社へ就職。その後、神戸で2年勤め、平成26年に出雲へUターン。平成27年に出雲ゲストハウス「いとあん」、同年にラウンジ「ろ-RO-」をオープン。

レトロな旅館をリノベーションして
ゲストハウスをオープン

神戸で仕事をしていたときにシェアハウスに住んでいて、年齢も性別も国籍も性格も違う人たちが同じ屋根の下で暮らし、話をしたり、一緒にご飯をつくったり…。互いに刺激を受け合いながら、とても楽しく暮らしていたので「いつか出雲でシェアハウスが出来たら楽しそうだな」と思ったのがきっかけでした。

まず「起業するからには資金が必要」と思い、節約してお金を貯めることに。こう見えて、コツコツと節約するのが好きなんです! 次に神戸に居ながら出雲の物件探しをしました。知人から紹介してもらった物件が、出雲市街地の扇町商店街で空き家になっていた元旅館でした。昭和レトロな建物でしたが程度も良かったので、平成26年の春に借りることにしました。

はじめはシェアハウスを考えていましたが、元旅館ということもあり建築基準法がクリアしやすい宿泊施設の方が良いと思い、ゲストハウスへ路線変更。「コレ!」と決めたら何事も実行するタイプなので、平成26年9月に会社を退社し、急いで出雲へUターン。4月のオープンに向けて、それは目まぐるしい日々でした。

まずは旅館のリノベーション! しかし建築に疎く、しかも初期投資が400万円ほどしかないので…、仕方がなく水回り工事は業者に頼み、それ以外の改装は自らコツコツと。棚をつくったり見えない部分の建具を備えたり…。自分でできないところは器用な知人の手を借りました。リノベーションをすることで、「おもしろそう」と集まってきてくれた人たちと新しい出会いや繋がりができ、私の目指すコミュニティの第一歩がこの時に生まれたのだと思います。

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昭和レトロな、出雲ゲストハウス「いとあん」の客室

コミュニティの場をつくりたくて
寛ぎラウンジ&カフェ「ろ-RO-」もオープン

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27年4月、出雲に戻って約半年で念願の出雲ゲストハウス「いとあん」をオープン!広告等は一切行わず、ホームページを開設したのみ。以前、IT系の会社に勤めていたときにWEBサイトの情報収集や集客方法を専門分野にしていたので、それが強みでした。オープンと同時に運営が回るように計画を立てていました。

「いとあん」の宿泊客は関東方面からの観光客が多く、ビジネスユースの人もちらほらと。6割が女性客、そしてドミトリーが多いですね。ゲストハウスに宿泊するお客様はコミュニティの場を求めて来られる人が多いのですが、「いとあん」にはコミュニティスペースがなかったので、同年11月にラウンジ「ろ‐RO-」をオープンしました。「いとあん」から歩いて1分、扇町商店街内にあります。

ここはゲストハウスのお客様と一般の人が自由に寛げるラウンジとカフェ、一言でいうと「自由な集まり場?」ですかね(笑)。今まで飲食業の経験がないので、まだメニューは流動的。時間限定19時30分に来てもらえる方に日替わりで「まかない晩御飯」を500円くらいから提供しています。その食材は、ほぼ近所の方からいただいたおすそわけ、しかも新鮮な魚介類や有機野菜! 小さなカフェでありながら、クオリティある食材をつかって家庭料理をつくっています(笑)。食事後は、皆さんお茶を飲みながら、ゆっくりしたり話をしたりしています。

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寛ぎラウンジ&カフェ「ろ‐RO-」

自分が楽しいことをやり続け
人と人、人とモノを繋ぐ架け橋になりたい

Uターンしてから「いとあん」「ろ-RO-」を、たて続けにオープンして、本当にここ数年は慌ただしい毎日でした。これからはもっと地に足をつけて、まず「ろ-RO-」が地元の人にもっと利用していただけるフラットなスペースにしたり、来ていただいた皆さんが楽しいと思ってもらえるような空間にしたいですね。とりあえず今は「自分が楽しいこと」を続けていけたらいいかな…と。

「いとあん」は観光客の利用が多いですが、ビジネスユースや外国人の方にも来てもらいたいです。ビジネスユースの場合は、出張で宿泊が安くなりとってもお得!しかも「ここに来ると良い出会いがあり、繋がりができる」という場になればいいと思います。そう「人を繋ぐ」ということが、私の中で1つのテーマかもしれませんね! 人と人、人とモノをマッチングできるトコロにしていきたいです。

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出雲人が薦める出雲

扇町商店街
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「いとあん」「ろ-RO-」がある商店街。実は高校時の通学路でした。商店街の人はとてもあたたかく、「ろ-RO-」のソファや椅子、絨毯、マンガなどは商店街の人からいただいたもの。皆さんに支援いただいているので、商店街のコミュニティの場を目指したいです。

大社町鷺浦地区
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鷺浦に友達が暮らしているので、よく遊びに行っています。過疎化地域ですが町全体でUIターン者を受け入れる体制があり、暮らしやすいところ。海がきれいで、おしゃれなカフェもあります。

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