子どもたちを、地元を元気にしたい!
ヒーローで地域活性化に貢献

神話舞隊カミアリージャー

出雲市で誕生したご当地戦隊。スサノオレッドをリーダーにエビスブルー、オオクニイエロー、スセリピンク、アマテラスゴールド、ツクヨミブラックがメンバー。「地域を元気にするぞ!」を合言葉に、悪の組織オロチ団と戦っている。

いつもは出雲市民になりすまし
いざ!「カミアリージャー」に変身!

「神話舞隊 カミアリージャー」とは出雲市のご当地戦隊です!メンバーはリーダーで正義感の強いスサノオレッド、頭脳作戦が得意なエビスブルー、お調子者でカレーが大好きなオオクニイエロー、紅一点・姉御肌のスセリピンク、司令官的な存在のアマテラスゴールド、クールで冷静沈着なツクヨミブラックの6ヒーロー。「地域を元気にするぞ!」を合言葉に、出雲の秩序を乱す(!?)オロチ団と戦っています!

一方、世を忍ぶ仮の姿がそれぞれあり、レッドは創業71年のはんこ屋。ブルーは酒造り職人、イエローは建築業、ピンクはコミュニティセンターの職員、ブラックはデイサービスの施設長など、皆さまざま。オロチ団が悪さをした時に、集結して出雲の平和を守っています!!

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最初は商店街の仮装行列隊!?
今は子どもたちのヒーロー!!

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そもそも…、カミアリージャーは、出雲市の中心市街地にある7商店街の若手で「まちを盛り上げていこう! 出雲にヒーローをつくろう!」という軽いノリからはじまりました。小さい頃、太陽戦隊サンバルカンや秘密戦隊ゴレンジャーをテレビで見て育った世代なので、ヒーローに憧れがあるからかもしれません。そこで、自分がキャラクターデザインを描いて、難なく承認され、それから手縫いで衣装をつくりました(笑)。

当初は、レッドとブルー、イエロー、そしてオロチ団が看板をもって商店街の中を練り歩いていました。要は仮装行列ですね。それが2010年の頃です。

ステージショーを行うようになったのは、その仮装行列を見ていた方から「イベントでステージショーをやってほしい!」と無茶振りの依頼がきたからです。当時の代表が軽く「いいよ!」と引き受けてしまい、それはもう大変でした!まずシナリオをつくり、週に1回集まって猛練習! 最初のショーはお遊戯会に近かったかと思いますよ(笑)。

その後、徐々に出演の声がかかるようになり、積極的にイベントに出かけるようになりました。慣れてくると出演前に1回集まり、動きを合わせる程度。あとはステージで臨機応変にアドリブを入れながら、阿吽の呼吸でできるようになりました。

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進化し続ける
カミアリージャーのステージ!

ストーリーは当初、レンジャーが出雲の神様の名前に由来していることから『出雲神話』を取り入れたものにしていました。近年は、子どもたちがたくさん見に来てくれるようになったので、子どもたちに対する啓発の内容が多いです。 例えば「食育」がテーマだと「朝ごはんを食べて、1日元気にがんばろう!」というようなものです。いつも会場を巻き込むような演出を行っていて、「今日は朝ごはん何を食べてきたかな?」と声をかけて子どもたちに叫んでもらうようにしています。

レンジャーはそれぞれ決め台詞と決めポーズがあるので、そこも楽しんでほしいですね。あと、クライマックスでレンジャーが集結し、必殺・バズーカ戦法で、オロチ団をやっつけることになっています。バズーカから飛び出したキラキラテープを子どもたちが取りにきて、そのまま子どもたちが乱入するという場面があったり…と、いろいろなことが起こりますが楽しくやっています(笑)。ショーの最後にはダンスを踊るので、皆さんも覚えて一緒に踊ってほしいです。

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若者よ!
地元を盛り上げるために後に続け!

そもそも商店街の活性化のためにはじまった活動なので、観光客の方が「カミアリージャーの商店街」を目指して来られるケースが多くなりました。自分で見どころを調べて来られたり、会いにも来てくれます。ヒーロー戦隊のファンというより、カミアリージャーは〝ゆるキャラ〟のカテゴリーらしいです(笑)。我々はカッコいいヒーロー戦隊ではなく、出雲弁を話しながら戦うゆるい感じ、言わば、いたずらするバイキンマンをアンパンマンが最後に「ア〜ンパ〜ンチ」と言って、やっつけるような丸顔(笑)のほのぼのレンジャーなのです。近年は県内はもちろん、中国地方や近畿地方などからも出演依頼があり、カミアリージャーも少しずつメジャーになってきました。「出雲はカミアリージャーというヒーローがいるまちだね!」ともっと言われたいですね。

最近、よく周りの人から「いい歳になって、やれるかね?」と言われますが、全国のご当地レンジャーからすると、カミアリージャーはまだ若手(笑)。60歳代で普通にスタントをしている方もおられ、刺激を受けています。

9年もレンジャーをしていると、当時、小さかった子が中学生や高校生になっています。その子たちが大人になったときに、我々のような戦隊でもいいですし、他のことでもいいので、地域で楽しい活動をする人が増えて、出雲市が盛り上がることを期待しています!

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出雲人が薦める出雲

須佐神社
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スサノオノミコトとアマテラスオオミカミが祀られている神社。カミアリージャーは神様をモチーフにしているので、須佐神社へよく参拝に行きます。本殿の後ろに天高くそびえる大杉はパワースポットです!

坂根屋のどら焼き
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出雲の商店街にある創業約150年の老舗和菓子店です。ここのどら焼きが大好き!一見とっても大きいですが、ペロッと食べてしまいます。県外のショーで出雲のお土産として、どら焼きをプレゼントすることも。

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