神秘的な水と厳選した食を
神々の聖地から発信

窪田 就彦

(メディソル株式会社)

大阪府出身、広島県育ち。広島県の大学を卒業後、名古屋市のベンチャー企業へ就職。その後、父親が経営する広島のパッケージ会社、大和(株)に入社。仕事を進める中で、水素水の第一人者である日本医科大学大学院教授の太田成男氏と出会い、水素水の生産・販売を行うメディソル(株)を出雲市で立ち上げる。

いくつもの「ご縁」が
水素水事業化に拍車をかける

父親が起こした広島の大和株式会社というパッケージ会社に勤め、3年前から水素水の生産・販売を行うメディソル株式会社を任されています。パッケージ会社が「なぜ水素水?」と思われがちですが、パッケージを多く消費するのが水やお茶などの「飲料」。その中で「水素水」との出会いはまさしく〝ご縁〟だったのです。

当時、パッケージ会社を運営する上で飲料について勉強をしていました。多くのお客様と繋がっていく中で「水素水」の話を聞く機会がありました。私は理系だったもので逆に「あやしい…」と思い、はじめは気にも留めませんでした(笑)。そして仕事を進めていく中、水素水の第一人者である日本医科大学大学院教授の太田成男氏とお会いする機会がありました。教授のお話を聞くにつれて水素の見解が一気に変わりました。非常に理に適っていたのです。そこから「水素水」に興味をもちはじめました。

そのタイミングと同時期に、またまたご縁で水素を高濃度で水に入れる技術を開発した会社の社長と出会いました。とは言え、やはり事業化するとなると容易なことではありません。悩んでいると後押しするような〝ご縁〟が訪れたのです。今度は広島の知人が水素水の研究を行っていて「世界中の人たちのために水素水を作りたい!」という話を聞いたのでした。これはもう関わるしかありません!そこで親会社のバックアップの下、知人と合同会社を設立し、パイロットプラントを建てました。私は、そこでできた水素水のデータを集めたり、親族や知人に飲んでもらうなど、情報収集を行いました。そして、3年前にこの出雲の地でメディソル株式会社を立ち上げました。

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神話の地から湧き出る原水
大地からの恵みをいただく

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水素水の要である水は、出雲市奥宇賀町の「原水」を使っています。これもまたご縁でした。

出雲市長からは「良い水が奥宇賀町にある」と早い段階から教えていただいていましたが、おいしい水と言えば「山間地」という先入観から、海が近い奥宇賀町は候補に挙げていませんでした。しかし、ここの水の資料をいただき読んでいくうちに、奥宇賀町の原水は探し求めていた理想の数値だったのです!

特長としては弱アルカリがph8.5で硬度が15mg/L。これは超軟水で、これほどの良いバランスを持っている水は非常に珍しいです。硬度が15mg/Lという数値は、体にスルッと入る飲み心地。飲んだ方からアンケートを取ると7~8割の人が「おいしい」と答えます。

普通なら海が近くにあると、塩分など海の影響を受けやすいのですが、たぶん強固な岩盤があるのでしょう。現に、近くには一畑薬師があり、古くから井戸の水は「御霊水(ごれいすい)」と言われ、参拝者はその水でお茶を煎じて持ち帰ります。また『くにびき神話』では、八束水臣津野命(やつかみずおみつぬのみこと)が島根半島を引っ張ってきた言い伝えがあります。もしかしたら地質学的にもおもしろい地層をしているのかもしれません。

このように、たくさんのご縁と出雲の自然に育まれた水とで「出雲の水素水」は誕生しました。

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出雲の神のお導き!?
仕事もプライベートも出雲LOVE

〝出雲〟との出会いは会社を設立する前、広島の大学に通っていた時でした。たまたま出雲大社や日御碕方面へ旅行したとき、美しい日本海の風景や水平線に沈む夕日を見た時に「隣県に、こんなに良いところがあったんだ!」と感動したことを今も覚えています。それから島根を庭のように行き来し、島根半島から奥出雲まで、地元の人でもあまり知られていない場所も訪ね、カメラにおさめながら旅をしていました。

当時、デジタルカメラやGPSという機能がなかったので、後から写真を見ても「このキレイな景色はどこだったかな?」と思い出せない場所が何カ所かあり、分からず仕舞いでした。それが、ここ奥宇賀に水素水工場の誘致が決まり、十六島湾近くを散策し、夕日が日本海に沈むのを見ていたときに「あ!ここだ!」と記憶がよみがえったのです。まさか、探していた景色が、こんなに近くにあったとは! 出雲の神様が本当にいると思った瞬間です。

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窪田さんが撮影した日本海の写真。雲と雲の隙間から光が射す。

水と食を通して
出雲の良いモノを発信

水素水のおかげで、出雲の地でたくさん繋がりができています。今は水素水だけではなく、多方面からのご縁もいただいています。一つは「藻塩(もしお)」。島根半島にある鷺浦地区では日本海の海水を汲み上げ、藻塩づくりを行っています。中でも満月の日に作る貴重な藻塩の取引を弊社で行い販売をしています。

また島根半島沖は良い漁場でもあり、昔から漁業が盛んな地域です。そこで定置網をしている漁師さんからアゴ(トビウオ)を分けていただき、広島で出汁を作っている会社と縁を結び、アゴと藻塩を入れ「出雲の出汁」を作ってもらっています。

その他、出雲特産の出西生姜やアロエエキス、関東方面の企業との提携による次世代美容成分などとの組み合わせによる新たな付加価値製品の開発、国内外の著名アーティストとの提携などを検討しています。「ご縁」の繋がりがますます広範囲に拡がっていっています。

主力である「出雲ノ高濃度水素水」と「出雲ノ水」をはじめとして、コスメブランド展開、美容商品の原材料としての引き合いもあり、現在その検討を進めているところです。

「よい水」と「よい食」が「いのちの源」という基本コンセプトを発展させ、そこに「美しさ」を加えることで、出雲らしさ、日本の本物を手にする喜びと笑顔をお届けしていきます。出雲の地にある価値をきちんとお届けすることが、私たちの役割であると考えています。

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出雲人が薦める出雲

キララコテージ
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家族とよくキララ多伎のコテージに泊まりにいきます。そこから見える海の風景は絶景。テラスでお酒を飲みながら波の音を聞いていると「生きているっていいなー」と思います。初夏の夜には夜光虫も見られます。

日御碕の景色
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日御碕灯台も素敵ですが、稲佐の浜から灯台へ続く道から見える景色がとても美しいです。雲間から海に差す光を見ると、思わず手を合わせて拝んでしまいます!

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