平成30年（2018）５月にスポーツ整体院「リラクト」を地元の出雲市で開業しました。主に肩こりや腰痛でお困りの方が来院され、地域に根付く整体院として徐々に患者数も増えてきました。これからは院名に掲げている〝スポーツ〟、特に学生を視野に入れて展開していきたいと思っています。なぜなら、自分が学生時代に怪我をしたことで悩んだ経験があったからです。

もともとスポーツが好きで、小中学生のときは野球を、高校生のときはカヌー・スプリントをしていました。しかし高校のときに腰を痛め、カヌーの練習ができなかった時期がありました。特に中高校時代の部活はそれぞれ３年間しかありません。その短い時間の中で、練習ができず試合に出られないことは精神的にも辛いことでした。

そんな部活動に明け暮れていた学生時代、将来の夢もなく、ぼんやりと「スポーツに関わる仕事がしたいな」と思っていたところ、バイト先であるラーメン屋「空海」の親父さんに「柔道整復師」という資格があることを聞きました。それまでイメージすらできなかった自分の未来がパッと開けたようでした！

高校卒業後、広島の専門学校へ行き、柔道整復師の国家資格を取得しました。それからの目標が「自分の施術院を持つ！」ということでした。専門学校卒業後に大田市の整骨院で４年勤務し、知識も技術も身につけました。そして2018年、念願の自分の店を持つことになったのです！

22歳の時に結婚して、２歳と１歳の男の子がいます。実はもう一人、生まれる予定です！家にいるときは子どもたちと遊んだり、お風呂にも入れ、イクメンをしているつもりです（笑）。今はコレといった趣味はないのですが、先日キャノン製の一眼レフカメラを購入しました。子どもたちを写すことが現在の楽しみです。

今は、自分の時間が余りありませんが、以前はフットサル、テニス、卓球など、さまざまなスポーツを楽しんでいました。体を動かすことも好きですが、実際スポーツをすることで、筋肉の使い方が分かり、施術にもつながることが多いです。子どもたちが大きくなったら一緒にスポーツをしたいですね。

2017年、出雲市と（株）ＵＳＥＮのコラボ企画で「叶える出雲人（canaeru×IZUMOZINE）創出プロジェクト」の「出雲市ビジネスプランコンテスト2017」に出場し、大賞を受賞しました！

そのコンテストでは、少子高齢化が進む中、高齢者はもちろん一人一人が健康で活力ある地域になるよう、健康を維持していくための運動と怪我をしないための予防と早期回復をサポートし、地域社会に貢献したいという思いを伝えました。まさか、自分が大賞を取るとは思ってもみなかったです。

これまでは、弱冠2６歳であることから「院長としては、まだまだ若いな～」と言われることもあり迷いもありましたが、コンテストは自分の思いを整理できるきっかけとなり「この思いは間違いではなかった！」と自信にもなりました。

これからは中学、高校の部活動へトレーナーとして帯同し、怪我で悩んでいる子どもたちの力になりたいと思っています。そして院内にジムを併設して、怪我をしないカラダづくりの指導を行いたいです。健康を維持していくために一番大切なことは怪我をしないことですから！

そして最終的な目標は、今の店を健康保険が適用になる「整骨院」にすることです。これまで、たくさんの人の助けとつながりの中で生かされてきました。今度は自分が皆さんや地域に貢献できるよう、お返しをしていこうと思います。