地域にある食材を生かし
新たな食ブランドを全国へ!

高橋良治(絆屋)

出雲市出身。東京理科大学へ進学し、コンサルティング会社に3年勤務。平成21年に出雲市へUターン。父親が経営している有限会社二幸へ入社し、29歳のときに社長を引き継ぐ。平成23年に出雲そばおやき専門店「絆屋」をオープン。平成27年に島根和牛ライスバーガーをメインとした絆屋東京浅草店を出店した。

出雲大社のお膝元に
出雲そばおやきの店「絆屋」をオープン

6年前に地元出雲市へUターンしたのですが、その頃と比べて大社町の神門通りは本当に賑やかになりました。5年前、「絆屋」がオープンした時は、まだ観光客がまばらで…。町の活性化に一役買えて良かったです。

現在、食品卸をしている有限会社 二幸の4代目社長をしています。2代目である祖父の考えだったかと思いますが、社長は早く交代して若い力で会社を盛り上げるべく、父も30代で社長となり、私も26歳で地元に戻り29歳で社長となりました。

それまでは東京でコンサルティング会社に勤めていましたが、将来は起業の思いがあり、勤務先のプロジェクトも一段落したタイミングでUターンの決心をしました。帰ってきた頃に、ちょうど島根県の事業で「売れるしくみづくり・顧客との絆づくり事業」が進んでいて、出雲の新しい特産品を開発しているところでした。

最初に出来上がったのが「島根和牛の佃煮」でした。しかし、売れ行きが芳しくなく「どうしようか?」という状況で、その佃煮と出雲名物「出雲そば」を融合した「出雲そばおやき」の商品開発の終盤に差しかかっていたところでした。商品ができたのでテスト販売をしようということになり、当時、まだ人通りが少ない出雲大社の勢溜前で販売を試みました。

そうしたら、観光客の方にバンバン売れるではありませんか!そこで「よっしゃ!」と手ごたえを感じ、出店することを決めました。その後、フードコーディネーターの方に協力していただき、アイテム数を増やしました。おススメは全部なのですが(笑)、人気商品は島根県産の「ごぼう」、甘いものでは出雲ならではの甘味「ぜんざい」です。食材はなるべく島根県産のものを使用し、出西しょうがやサツマイモは出雲産を使っています。こうして、出雲そばおやき専門店「絆屋」を平成23年、神門通りにオープンしました!

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平成23年、神門通りにオープンした絆屋

地域の食と繋がることは
生産者の思いを受けつぐこと

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もちろん、さまざまな苦労もありました。例えば、食材の供給がなくなったり、価格が急に上がったり…、商売をするのに仕入れの量も価格も安定しないことが一番の不安要素でしたね。そこで「島根県で安定している食材は何だろう?」と考えていたら、肉と米は売るほどある(笑)と思い、ライスバーガーを思いつきました。島根和牛と出雲米、そして出雲の井ゲタ醤油様の醤油を使用したライスバーガーです。

島根和牛の仕入れは出雲のかつべ種畜牧場様にお世話になっています。実は、私の父方の祖父が教員をしていて、かつべ種畜牧場の会長様が祖父の教え子だったそうです。その縁で「先生にはお世話になったから、何か恩返しがしたい」と、仕入れ値の面でも協力していただいています。島根和牛は、どの牧場で生まれ育ち、どこで加工されたかまで分かり、しかもA4ランク以上のものを使用しています。安心安全、しかもおいしくリーズナブル!すぐさま、人気商品となり昨年末、東京浅草にオープンした商業施設「まるごとにっぽん」内に島根和牛ライスバーガーをメインとした絆屋2号店をオープンしました。浅草店は、外国人のお客様が多く、主に東南アジアの方に人気です。日本に限らず、世界に島根のおいしいモノを発信できる場として楽しみでもあり、挑戦の場であります。

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店内のディスプレイには、出雲産の食材を使った商品が並ぶ。

縁結びの聖地「出雲」で
恋の良縁をつかむ

結婚して2年になり、2歳になる女の子と今年もう1人、出産予定です。

実は、同じ神門通りにある「カフェまるこ」の坂根めぐみさんが「縁結屋」事業をはじめる前のテスト段階で、紹介されたのが妻でした。

よって、私たちが「縁結屋」にとって第1号のカップルかもしれません(笑)。

最近、仕事が忙しくて趣味という趣味がないのですが、マイブームは「孫子の兵法」です。その中でも経営に特化した本を読むことが多いです。「兵法」は中国の戦争の本ですが、商売に通ずることがたくさんあるのです。経営者として自分や仕事の仕方、会社に置き換えて考えています。

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奥様との馴れ初めの話になると、ちょっと照れ笑い。

生産者、食材、人の「絆」をつなぎ
地域に必要とされる企業へ

いつも「お客様の満足と社員の幸せのために」の会社理念を念頭に置いて考え行動しています。食品卸業の二幸として、そばおやきの店「絆屋」は新規事業。父はビックリしていましたね。「そこまでやるのか?」と。

私は以前コンサルティング会社に勤めていたこともあり、Uターンした当初に昔の決算書を引っ張り出して調べ、会社の流れをずっと追ってみました。自分なりの解釈ですが、卸業では頭打ちをしている気がして、これからはいろいろなことに挑戦していく必要があると思ったのです。

仕事や商売は基本的に「人」だと思っています。お客様もそうですし、生産者の皆さんも、もちろん社員も。特に生産者の方は熱い思いを持ち、商品に自信をもっておられます。「商品」は結果の産物であって、それまでの思いや志も受け止めたモノづくりを行っています。

そして、来年で起業90年、二幸となってから50期となります。出雲に根付く会社として、食を通して地域に愛され、必要とされる地域共生型の企業となりたいです。

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高橋さんと、絆屋スタッフの皆さん。それぞれオススメの商品を持って撮影。

出雲人が薦める出雲

出雲大社
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旧暦10月に全国から八百万の神様が出雲大社にお集まりになり、「縁結び会議」が行われ、縁結びの聖地として知られています。仕事や恋愛、人やお金、健康など、さまざまなご縁祈願ができます。

出西しょうが
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出雲市の出西地方でしか栽培されないご当地しょうがです。繊維質が少なく上品な味わいです。10年ほど前に農家さんが出西しょうがの利用方法を相談され、それが元で弊社の商品開発がスタートしました。

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